リスト、サル・コロンヌ

パリ、サル・コロンヌ
21の連続リサイタル
「ソナタロ短調をめぐって」

リストの『ソナタ』と...
私が好きな音楽たち。

Jean-Philippe-Collard-Liszt-Salle-Colonne-Paris`

ロマン主義音楽の傑作、フランツ・リストの『ソナタロ短調』は、演奏芸術をとことんまでに突き詰めた作品。音楽空間への旅ともいえるこの作品は、形式もユニークで、様々なものにインスピレーションを受けており、ピアノ作品の宝であると同時に、ピアノという楽器に真っ向から挑戦することを余儀なくされる大作である。

このような理由から、ジャン=フィリップ・コラールは、パリのサル・コロンヌで行われた21のリサイタルのそれぞれの中心に、この『ソナタ』を持ってきた。毎晩、『ソナタ』をめぐって、彼が昔から好み、大切にしてきた曲を演奏したのである。ロマン派音楽(リスト、ショパン、ラフマニノフなど)や、珠玉のフランス音楽作品(ドビュッシー、ラヴェル、フォーレなど)は特別にそこに選ばれたものであるが、同時にピアノ音楽の根本的作品(バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなど)やこんにちの音楽(デュティユー、メシアンなど)も忘れない。

このようなピアノ作品の広範なパノラマを描き出すにあたって、ジャン=フィリップ・コラールは親密であると同時に打ち解けた雰囲気を出すことに腐心した。各リサイタルは60分から70分で、休憩はなく、彼が昔から夢に見てきたように、ピアノを中心として特別な時をつくりだしたのだ。これら傑作を伝えながら、作品が持つ本当の美しさを反映させ、その様々な面を照らし出すことに成功した。 サル・コロンヌは、現在では、音楽にそのすべてを捧げるべく全面的に修復され、芸術家と聴衆が至近距離でコミュニケーションできるような空間を提供している。

毎夜のプログラムは、ジャン=フィリップ・コラールのその時の感じ方によって、または聴衆の受け取りかたによって、ほとんどが異なったものとなった。このような形式のコンサートでは、ある軸を中心として、非常に異なったプログラムを提案することができるのだ。もうひとつの「特典」として、ジャン=フィリップ・コラールは自分自身のピアノを演奏し、また招待した友人の演奏家たちがバイオリンやチェロを持ち寄って、少々室内楽を演奏したのである。

全体的には、ジャン=フィリップ・コラールが昔から感じていたクラシック音楽の刷新への願望にまさに見合うものであり、音楽、演奏家、聴衆の間に新しい関係を築くために好都合な形となった。このような関係は、現代において、メディアや最先端技術の発達によって大規模な形で多様に提供されるものの中で、おそらく、しかるべき位置を見いだすのに最適なものであろう。

 

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